概要:米国の大手銀行JPMorganのアナリストのニコラス(Nikolaos Panigirtzoglou)氏は、Bloombergのレポートで、ビットコイン(BTC)市場は弱気相場の兆しを見せていると述べた。
BTCは先週週末に10%近い下落に見舞われ、暗号市場全体で100億ドルの清算が行われたが、そのうち50億ドルはビットコインの取引によるものでした。
ニコラス氏は、世界最大の暗号資産が60,000ドルのレベルを突破できない場合、勢いを示すモメンタムシグナルではトレーダーにこれから数ヶ月は自然に減衰していくだろう と指摘しています。
また、ビットコインの価格は、昨年3月に一時5,000ドルを下がったあと、いままで1,000%以上上昇しています。原因は強力なファンダメンタルズと、機関投資家による導入の拡大です。今月初めには64,000ドルを超え、ビットコインの評価額は史上初めて1兆1,000億ドルに達しました。
その後、ビットコインの高騰は減速し、価格は不安定になっています。ビットコインは過去2ヶ月間の大半で5万ドルから6万ドルの価格帯でレンジになっているため、「トップ」ではないかと懸念されています。
BTCの価格を左右するもう一つ理由は、トレーダーが高いレバレッジ(担保として取引所から資金を借りること)をかけてより大きな賭けをすることができるビットコインの「先物」市場です。「ここ数日、ビットコイン先物市場は、2月中旬、1月中旬、昨年の11月末に似た形で急な清算を再現した」、「現在の状況で過去のエピソードが繰り返されるかどうかはわからない。今回はモメンタムシグナルの崩壊がより進んでいるため、反転させるのがより難しい」とニコラス氏が指摘しています。
日本時間 4月22日 12時 1BTC=53,833USD(約581万日本円)
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