【5月19日更新】ビットコインが40,000ドルに割 暗号通貨の清算が相次ぎ

　　5月12日（水）、テスラは環境問題を理由に、ビットコイン付き自動車プログラムを終了したことを発表しました。その後ビットコインは16％以上下落し、46,000ドルという低水準にまで落ち込みました。テスラのCEOであるイーロン‧マスク氏は、ツイッターでテスラが保有する暗号通貨を売却する可能性がある、あるいは売却したことがあると示唆した後、日曜日にもビットコインの価格を揺さぶり、2月以来の低水準にまで落ち込みました。約3カ月ぶりに45,000ドルを下回りました。その結果、ビットコインの時価総額は20％を失っています。

　　ビットコインは、4月14日に史上最高値の65,000ドルを記録してから、上昇の勢いを維持できず、その後6万ドル以下で苦戦しています。

　　昨日は30億ドル近くが清算され、全体では、30万人以上のトレーダーを巻き込んで、「ロング」ポジション清算は17億8,000万ドル、「ショート」ポジションは3億4,500万ドルになりました。

　　イーロンマスク氏一人のつぶやきで、暗号通貨の価値に影響を与えるものだろうか。

　　「清算」とは、レバレッジのかかったポジションが “安全装置 ”として取引所/証券会社によって自動的に決済されることである。先物取引や信用取引では、取引所から資金を借りて（通常は倍額で）より大きな賭けをするため、取引を行う前に少額の担保を設定する。市場が彼らに不利な動きをした場合、担保は強化され、ポジションは「清算」されると言われています。

　　5月19日14時00分更新：

　　ビットコインが40,000ドルのサポートラインを割り、38,600-39,600ドルの間に推移しています。

　　日本時間5月19日 14時00分 1BTC=39557USD（約430万日本円）