【初心者向け】FXチャートの見方　ATRとは？

　　FXでは為替相場の動きをチャート化し、値動きや今後の動きを予想/分析をして取引をすることをテクニカル分析と呼びます。テクニカル分析にも様々なな分析方法がありその中でも大きくトレンド系とオシレーター系と２つに分けることが可能です。今回はオシレータ系のテクニカル分析のATRは何かについて触れています。

　　ATRとは

　　ATR(アベレージ·トゥルー·レンジ) はJ.W.ワイルダー氏が考案したテクニカル分析手法の一つで、ATRは、元々マーケットの価格変動(ボラリティ)を測る指標として商品先物取引向けに開発されました。

　　ATRが表すボラティリティーから相場の買われ過ぎ又は、売られ過ぎを判断することが可能です。

　　ATRの見方

　　3通りの計算式（当日の高値 – 当日の安値、当日の高値 – 前日の終値、当日の安値 – 前日の終値）にて変動幅を算出します。ATRが低水準である場合、価格変動が落ち着いている状況と考えられます。一方、ATRが高水準となる場合は、市場が不安定な状況と考えられます。

　　ATRはオシレーター系としてトレンドかどうかを判断することが可能ですが、移動平均線や一目均衡表などのトレンド系のテクニカル指標と組み合わせ、マーケットの状況を把握しながら、ロスカットのポイントを設置、買いの判断をすることができます。