Fundstratのトム・リー氏、ビットコイン10万ドル到達に予測

　　Fundstrat Global Advisorsのアナリストトム・リー（Tom Lee）氏が、2021年末までに株式市場が急上昇する可能性があると予測し、その要因は新型コロナウイルスデルタ株の減少であると考えられます。

　　リー氏は、月曜日（8月9日）CNBCのコメントで、株価の上昇と経済の回復により、年内にビットコインは100,000米ドルになる可能性があると述べ、「年末までに（ビットコイン価格が）10万米ドルは合理的だ」とCNBCのインタビューで語りました。

　　リー氏は8月9日に発表されたレポートに「デルタ株感染は拡大し続けています。IHME（Institute of Health Indicators、世界的な政策策定者が使用する予測機関）は、米国での新型コロナウイルスの感染状況が今週ピークに達すると予測しています」と書いています。

　　Fundstratは「しかし、IHMEは秋に急増することを予測していません。つまり、秋に新たな感染拡大が来るとは予想していません。秋は学校の入学時期であり、インフルエンザも流行するシーズンである。IHMEは感染が弱くなっていると思っています」と書き、これにより年末に幅広いリバウンドがあると予測しました。

　　IHMEは症例が今週水曜日にピークに達すると予測した場合、経済回復を導く可能性があります。

　　リー氏が上記の発言をしたとき、ダウ工業株30種平均指数DJIA、S＆P 500指数SPX、ナスダック総合指数COMPはすべて過去最高またはそれに近い位置であり、3つのベンチマーク指数が全て14％以上に上昇しました。

　　ストラテジストは、年末の「リスク‐オン」が徐々に上昇する可能性があり、ビットコインを含むさまざまな分野の市場の台頭を促進するのに役立つと述べました。

　　この背景の下で、Fundstratは、エネルギー業界が業績を上げる可能性のある分野の1つになると予測し、VanEck Vectors 石油サービスETF OIH、石油業界の収益を測定する指標として強調しています。原油ベンチマークCL.1は、1バレルあたり75米ドルを超える高値を記録しました。VanEck ETFの銘柄記号を表すOIHは、今年既に37％上昇しましたが、8月には10.2％低下しました。