概要:【WikiFX】ドル円相場分析
通貨ペア:USD/JPY
おはようございます。最初に金曜日(2021年11月12日)の動きを振り返ってみましょう。
12日のドル円の動きとファンダメンタルズ
市場オープンと同時に上値を広げ、114.30のNYオプションカットにタッチした後、徐々に反落。米10年債利回りに引っ張られる形で下落し、11月米消費者態度指数速報値が予想を下回ったことで、113.80円と安値をつける。米10年債利回りの反発に合わせて上昇するも、指標発表前の価格に届かず終了。
月米消費者態度指数速報値は消費者マインドを探る代表的な指標 で、予想より強ければ米国経済は好調で弱ければ不調となる。今回の結果は2011年11月以来の低水準。
また、先週は消費者物価指数(CPI)の結果が予想を上回り、インフレ懸念からドル高円安となる。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は早期利上げについて慎重な姿勢を維持したことから上昇も一服。
今週のメイン指標は16日歌謡碑に発表される米小売売上高。本日の注目はイギリスのベイリー英中銀(BOE)総裁の発言 。
ドル円相場分析
チャートは週足。陽線、陰線が交互に形成されており、仮に下落した場合、緑のライン付近が抵抗線として機能しやすく、結果ソーサーボトムの形になりやすい。トレンド転換の形としては、最も強力なパターンのひとつと考えている。ただ、ファンダメンタルズを考慮すると方向は上。週足で無理してトレードする必要はないが、仮に買いを狙うのであれば、期待値を考慮して赤矢印の大陽線の中のはらみ足中にエントリーしておきたい。高値圏のもみ合いレンジという事で、ショート勢の心理を読みながら買いのトレードチャンスを伺う。
チャートは日足。月足の「セントラル・ピボット・レンジ」でみると、レンジ幅が広がっており、一気に上げたと事でエネルギーを吐き出した状態。気になるのは10月20日の高値から引けるトレンドライン。現在3回目のタッチになっている事と、既に十分な値幅が出ていること。転換してもおかしくないレベルとなっており、その場合は大きな値幅が狙えるポイントとなる為、損小利大であれば売りも良いかと考える。
青ライン:Pivot point- (High + Low + Close)/ 3
緑色ライン:Bottom central pivot point (BC)- (High + Low)/ 2
橙色ライン:Top central pivot point- (Pivot – BC) + Pivot
通常のピボット値の上下にレンジをつくり、
そのレンジのパターンで相場の傾向を予想していく手法となる。
チャートは15分足。セントラル・ピボット・レンジで確認すると、前日のレンジを本日のレンジが包んでおり「OUTSIDE VALUE」と呼ばれるパターン。ローソク足のつつみ足と同じ原理である。類似パターンに「INSIDE VALUE」と呼ばれるパターンがあり、こちらはローソク足のはらみ足と同じ原理。今回の「OUTSIDE VALUE」は「INSIDE VALUE」と比べると、やや精度が落ちるが、こちらもブレイクアウト狙いの形状となる。
週足分析で示したように、はらみ足の中から買いエントリーしていく。多少勝率は落ちるが期待値を最優先歳したトレードとなる。リスクリワードレシオは1:3。エントリーの根拠はカンファレンスKと1時間足の200SMA。リミットはもう少し上でも良いが、十分な利幅が望めるため、最小のリミットで設定となる。1時間レベルで陰線を形成することなくリミットレベルに到達した場合、リミットを外して更に上値を狙っていく。
買いのエントリーポイント···113.725
利益確定ポイント···116.078
損切りポイント…113.407
※ピボット値とADRを使用するオリジナル予測値
本日(2021年12月3日)は以下のポイントで相場を分析しています。・MTF(マルチタイムフレーム)のライン分析・セントラル・ピボット・レンジ(CPR)を使った環境認識
昨日(11月30日)に実需のドル買いは限定的で、市場オープンと同時に113.88円まで上値を広げるも、仲値決定の9時55分を待たずに失速しました。その後は軟調に推移しています。本日は、フィボナッチリトレースメントとボリンジャーバンドの視点から分析します。
本日(2021年11月30日)は下記のポイントで相場を分析しています。・ボリンジャーバンドを使用したトレンドの強弱の判定・セントラル・ピボット・レンジを使用した環境認識。トレード方針は日本円についてご紹介します。
【WikiFX】今週が重要な経済指標が「連発」!ファンダメンタルズによる影響が強い相場が続いています!