概要:[東京 11日 ロイター] - SCREENホールディングスは11日、2023年3月期の連結営業利益が前期比21.6%増の745億円と、前期に続いて過去最高を更新する見通しと発表した。主力の半導体製造
[東京 11日 ロイター] - SCREENホールディングスは11日、2023年3月期の連結営業利益が前期比21.6%増の745億円と、前期に続いて過去最高を更新する見通しと発表した。主力の半導体製造装置に対する需要が旺盛な状況が継続する。
IBESがまとめたアナリスト16人のコンセンサス予想では、連結営業利益見通しの平均値は710億円だった。
前年第4・四半期(1─3月期)の半導体製造装置部門の受注高は1053億円と、4四半期連続で過去最高を更新した。会見した廣江敏朗社長は「ファウンドリー(半導体受託製造業者)を中心に強い引き合いが来ている。この傾向は今年度いっぱい続くとみている」と話した。
原材料高や部材不足は今期も業績の足かせとなる見通し。ただ「(前期は)サプライヤーに(生産)予測を開示して事前交渉を進め、比較的影響を受けずに計画を上回ることができた。今期も情報交換しながら計画を達成したい」(廣江社長)という。
半導体製造装置部門の通期売上高計画は16%増の3720億円。営業利益も24%増の780億円と全社利益を上回る水準に達し、その他部門のマイナスを吸収する計画。