概要:慣れてしまえばとっても簡単で初心者向けの投資のFXですが、何もわからない状態では難しく感じるかもしれません。ここではFXの仕組みやどうやって利益を実際に得るのか?FXの基本を解説します。
慣れてしまえばとっても簡単で初心者向けの投資のFXですが、何もわからない状態では難しく感じるかもしれません。
ここではFXの仕組みやどうやって利益を実際に得るのか?FXの基本を解説します。
異なる通貨同士を売買する取引のことをFXと呼びます。
ポイント
FXで利益を得る仕組みは、2国間の外国通貨を売り買いし、その為替レートの差額を利用します。
例えば、1ドル=120円の時に、日本円で1,000ドル(12万円分)を買ったとします。
その後円安になり、1ドル=130円になったら保有している1,000ドル(13万円分)を売って日本円に両替します。
例
購入時:120円×1,000ドル=12万円
売却時:1,000ドル×130円=13万円
差額:13万円-12万円=1万円
そうすると、この取引では1万円の利益となります。
このように為替レートの差が儲けにつながるのが基本的な仕組みで、FXではこれを少額で資金で大規模に行う事で大きな利益を目指します。
また、その他にも利益を出す仕組みがいくつかありますので、FXの仕組みについて詳しく書いていきます。
為替差益とは、上記でも説明したように通貨と通貨の差額で得られる利益のことを言います。
FXとは基本的にこの為替差益を狙っていく取引ですが、実際に取引をする通貨は円とドルだけではありません。
ユーロ・英ポンド・豪ドルなど様々な通貨があり、多くのFX会社では大体20通貨ペアほどの種類を取り扱っています。
とびぬけて取り扱い通貨ペアが多い多いヒロセ通商の場合は50通貨ペアほどです。
(取り扱い通貨ペア数はどのFX会社も状況により前後します。)
ポイント
FX取引をする2国間の通貨のことを通貨ペアと呼び、通貨ペアの取り扱い数はFX業者により異なります。
FXではこの通貨ペアを選んで売買し、その為替差益を狙っていきます。
為替差益を得るためには、そのレートが今後上がるのか・下がるのかを予測し取引をします。
FXでは、金利差額でも利益を得られるスワップポイントという仕組みがあります。
通貨には、その国によりそれぞれ金利が付いています。
FXで取り扱いがある一番の高金利通貨はトルコリラです。
日本円の金利は0.1%ですが、トルコリラの金利は16.5%なので、その金利差は16.4%です。
(政策金利は2019年9月時点の数値です。)
その金利差額を毎日受け取ることができるのがスワップポイントとなります。
ポイント
付与されるスワップポイントは、FX業者により異なりますが、このようにスワップポイントによる利益を狙った取引は、基本的に長期運用となります。
ポジションをたて、そのあとは基本的に何をしなくても良い取引をスワップ運用と言います。
スワップポイントで利益が出るのは、低金利通貨を売って高金利通貨を買った場合です。
注意
逆に高金利通貨を売り低金利通貨を買った場合は、毎日マイナスのスワップポイントが付いてしまいますので注意が必要です。
スワップ運用は、何もしなくても毎日利益が得られるので、時間が少なく忙しい方や、頻繁に作業をするのが苦手な方などにはオススメの運用方法です。
しかし相場急変時にはプラスだったスワップポイントがマイナスになってしまうこともありますので注意が必要です。
FX取引ではレバレッジという仕組みがあります。
ポイント
レバレッジとは、少ない元手資金で大きな金額の取引ができる仕組みのことを言います。
この仕組みにより、証拠金の1倍~25倍の金額で取引が可能です。
例えば、元手資金40,000円の人がレバレッジ25倍での取引をしたとします。
そうすると100万円の金額を動かすことが可能なのです。
レバレッジは大きな利益を得られる可能性がある一方で、大きな損失を出す可能性もあります。
レバレッジを大きくかけるほどリスクも高くなります。
ポイント
レバレッジを高くすると、ハイリスク・ハイリターンになりますので、初心者の方などは低いレバレッジで取引を行うことをオススメします。
利益とリスクがあることを頭に入れておき、上手にレバレッジと関わりながら取引を行いましょう。
レバレッジは上記のように少ない資金でも大きな取引ができることから、FXの人気の理由の一つとなっています。
FXでは取引会社により、手数料が異なりますが基本的に各手数料を無料としているところが多いです。
その代わり、取引する通貨ペアにはスプレッドというものが存在します。
簡単に説明すると、FX会社の取引手数料のようなものなのです。
FX会社の利益はこのスプレッドにより生まれています。
ポイント
スプレッドとは、買い取引時の為替レートと売り取引時の為替レートの差です。
例えば米ドル/円の通貨ペアの場合、スプレッドの狭いところだと0.3銭の設定となっており、1通貨取引するのには、0.3銭の手数料がかかることになります。
FX取引でのコストは基本的にこのスプレッドのみとなります。
銀行の外資預金に比べ、圧倒的に手数料が安いのがFXです。
外資預金の場合、米ドル/円の取引を行うとき往復2円の手数料がかかりますのでその差は一目瞭然ですね。
このスプレッドは、時間帯などにより提示されている価格から変動する場合もありますので注意が必要です。
ですがスプレッドは広がったとしても米ドル/円の場合高くても2銭程度になりますので、外資預金よりもFX手数料が高くなってしまうということは考えにくいです。
注意
取引会社や通貨ペアにより、スプレッドの幅は異なりますので、幅が狭く安定している取引会社を選びコストを抑えましょう。
ロスカットとはポジションの損益がある一定レベルに達した時に、さらなる損失の拡大を防ぐため強制的に決済する仕組みです。
証拠金以上の損失を出さないようにするためであり、このロスカットという仕組みがなければ資産を全て失う他、追加で損失を支払わなければならない事にもなります。
ロスカットされる水準は取引会社により異なり、証拠金維持率が50%以下・100%以下で設定している取引会社が多いです。
相場急変時にはロスカットが間に合わず、損失が膨らむということもあるので注意が必要です。
注意
証拠金に余裕のある取引を心がけ、リスク管理をしながら取引をしましょう。
損切りとは、利益にならないポジションを投資家自身が決済することです。
含み損が膨らみすぎる前に、ある程度の段階で損失額を確定してしまうということです。
損切りは利益ではなく、損失を確定させるものなので当然嫌なものです。
ですが、損切りはリスク管理をする上で非常に重要です。
トレンドに乗り利益が積み重なっているうちは
読みが当たった
思惑通りの相場の動きだ
損失のことは全く頭にない場合も多いと思います。そして含み損を出していても、
まだ大丈夫
もう少し待てばまた戻るかも
取引を続けているうちに損が拡大しロスカットとなってしまうのです。
注意
手の打ちようがなくなることがFX取引では一番怖いことですので、利益にならないポジションは潔く見切りをつけ、損失が膨らむ前に決済してしまいましょう。
FXの鉄則は損小利大ですので、損切りのルールを徹底し最終的に利益になるよう取引をしてきましょう。
取引でエントリーのタイミングや損切りのタイミングに悩みやすい人は、FXの自動売買を利用してみるのも一つの手です。
自動売買やシステムトレードは、あらかじめ設定した取引プログラムに従って、システムが24時間自動で取引をしてくれる方法です。
信託保全とは、投資資金を守るための仕組みです。
FX会社が万が一のことがあり倒産してしまった場合に、預けていた資金が信託銀行等を通じて返却されます。
また信託保全先である銀行が倒産してしまった場合でも、信託法という法律により投資家の資産は保護されます。
信託保全という仕組みはFX会社への義務化がされていますので、安心できますね。
重要
FX会社が破綻することは100%ないとは言い切れませんが、可能性はゼロではありませんので、破綻するリスクもあるということを頭の片隅に置き、破綻しないFX会社を選ぶようにすればもっと安心して取引ができますね。
FXは平日24時間取引することができます。
その仕組みがあることにより、仕事をしている会社員や家事に追われている主婦など、
日中は忙しく時間が取れない方などにも取り組みやすいのがFX取引です。
夜間でも取引することができますし、21時から24時は値動きが活発なのでチャンスも多いです。
24時間取引する市場に合わせ、24時間体制でサポートを行なっているFX会社もありますので、困ったことがあった時などもいつでも問い合わせができますので安心です。
FXの取引は口座開設から全ての取引がインターネット上で完了します。
この仕組みは現物を移動させることなく、インターネット上で売買が可能ですので、スムーズに取引ができるメリットがあります。
インターネット上での取引となりますので、24時間取引ができるのも強みの一つです。
FX会社が提携している金融機関のインターネットバンキングを使えば、いつでも即時入金可能です。
このクイック入金というサービスは24時間入金可能で振込手数料も無料です。
スマホやタブレット用のアプリも非常に充実していますので、外出先でもFX取引が気軽に行うことができる仕組みが整っていますよ。
FX会社の中には、セミナーや動画解説を行なっているところが沢山あります。
動画解説はFX始めるにあたり、基本的な仕組みや相場の分析方法なども対応しています。
セミナーは会場やオンラインで利用できますし、プロに直接質問することなども可能です。
実際にプロから解説を聞くことでより理解が深まるでしょう。
各社のセミナーなどに参加し、どこの取引会社をメインで使うのかを検討するのもオススメです。
ポイント
基本的にセミナーなどは無料で行われていることが多いので、こういった学習の場も有効活用し、FXに取り組み勝てるトレーダーを目指しましょう。
FXには、上記に記載した仕組みの他にもまだまだ細かい仕組みや要素があります。
FXで利益を得るには、知識と経験が必要となります。
まず仕組みを理解し、経験を積んでいくことが勝てるトレーダーに近づく一歩です。
トレードの勝率を上げる正しいピンバーの使い方とは?
FXで稼ぎたければ「ゼロサムゲーム」という考えは捨てろ!
知らないと損するネックラインのコツとは?引き方、注意点、使い方、インジケータをご紹介
トレンド中の保ち合いで騙されずに稼ぐペナントの見つけた方とエントリー方法を解説