半導体不足による日経平均株価下落の影響

　　東京時間2日、ロイターの記事によると、前日の米株安に嫌気を指す形で寄り付きの日経平均が前日比117円37銭安から始まったとある。

　　この要因の一つとしてソニーグループや東京エレクトロンの半導体不足の影響が挙げられているが為替にはどう影響を与えているのだろうか。

　　日経平均株価とドル円の相関関係は正の相関があるとされており、本来なら半導体不足の影響で日経平均株価が下落したならば、ドル円もそれに伴って下落していなければならないが、現在大きな下落は見られないことを考えると影響は薄いと見られるだろう。

　　また、米ドルが絡んだどの通貨ペアを見ても米ドルが強い傾向にあり、それが要因の一つとなっていると考えられる。

　　ちなみに、前日6月1日の始値と終値を見ていきましょう。

• 　　EURUSD：始値1.0729、終値1.0651の下落

  

• 　　USDJPY：始値128.65、終値130.15の上昇

  

• 　　GBPUSD：始値1.2596、終値1.2482の下落

  

　　米ドルに対してどの通貨も弱い傾向となっている。