概要:超短時間で利益を狙う!リスクを抑えた取引!スキャルピングとは?
スキャルピングというリスクを抑えて利益を狙うFXの超短期売買方法について解説します。
FXでは取引を行う間隔で呼び方を分けています。
その中でも非常に短い間隔(数秒から数十秒)で取引を終える取引方法をスキャルピングと呼んでいます。
デイトレードやスイングトレード等と違って聞きなれない単語かと思いますが、スキャルピングは育毛等でよく聞く「スカルプ(頭皮)」に関連した単語です。
昔のアメリカでは頭皮が戦利品だったらしいので、小さい幅で取る利益が薄い頭皮と重なってアメリカ人のイメージではピッタリの表現なのだと思います。
日本では戦利品と言うと首のイメージが強いので、少し違和感がありますね。
ココでは超短期間、低資金で初心者でも空き時間に気軽に行える取引スキャルピングについて紹介していきたいと思います。
まずはスキャルピングとその他の取引の目標とする利益の狙い方や違いなどを確認しておきましょう。
デイトレードは数分から数時間で取引を終え、短期間の取引で通貨の売買益によって利益を狙います。
比較的短い間隔で取引を終えるのでリスクが少なく少額の資金から取引を始めることができます。
売買のチャンスも多いので人気高い取引方法です。
FXを少しでも知っている人なら一番なじみのある取引方法ではないでしょうか。
短い時間で取引が完了するので、空き時間等で気軽にできることから成功した主婦や学生デイトレーダーの方などがよくテレビで取り上げられたりしていますね。
スキャルピングはデイトレードよりもさらに短い時間(数秒から数十秒数分)で取引を終える超短期の取引です。
デイトレードと同じく通貨の売買益を狙い非常に短い間隔で取引を終えるのでその分リスクも少なくなります。
低リスクなのでレバレッジを掛けやすく少ない資金でも効率よく取引を行えます。
デイトレードよりも小さな値動きを狙うので売買のチャンスは無数に存在します。
コツコツと小さい利益を積み重ね取引していく方法になりますがデイトレードと同じく空き時間で気軽にできる人気の取引方法です。
取引を終えるまでに数日から数週間掛ける
中期間の取引はスイングトレードと呼ばれます。
取引を行ったまま日や週を跨ぐのでスワップポイントの影響を考慮する必要があり取引の間に通貨と関係がある国の経済的な動向の影響を受けることもあるので、短期の取引に比べるとリスクが高くなっています。
日を跨ぐ取引では「寝て起きたらロスカットされていた」などと言うことが起こらないように急な為替変動に備えて損切り設定を入れておき資金にある程度余裕を持って取引する必要があります。
数週間から数ヶ月の間、通貨を持ち続ける
長期の取引はポジショントレードなどと呼ばれることがあります。
長期間の取引ではスワップポイントが特に重要でスワップポイントだけで利益を狙える高金利通貨を選んだり通貨の売買益を狙う場合は長期的な経済の動向を予測しスワップポイントも考慮したうえで、それでも利益を狙えるのか等を考える必要があります。
期間が長くなれば予想外の経済的な事件(リーマンショック等)に巻き込まれる可能性も上がってしまうので、必然的にリスクが高くなってしまいます。
重要
長期の取引ではレバレッジを上過ぎるとロスカットされる可能性が高くなってしまいます。レバレッジを抑え余裕を持って資金を用意する必要があります。
スキャルピングは低資金でも始められレバレッジを掛ければ資金効率が非常によくリスクも抑えられる優れた投資法なのですがいくつか注意するポイントがあります。
利点だけでなく注意点も把握してしっかり利益を狙えるようにしましょう。
スキャルピングでは短い間隔で取引を繰り返すので一回の取引時間も短くなります。
小さな値動きを狙って取引を行うのでもし思惑が外れてしまい損失を出したとしても最小限の損失ですむことになります。
さらに基本的に取引はその場で終わらせるので日を跨いだりすることもありません。
寝ている間に強制ロスカットになって大きな損失が出るといった心配は全く必要ないことになります。
休憩時間や移動時間などの取引を行った場合ポジションを持った(取引の途中の)状態だと仕事中や遊びに出かけている最中でもついつい気になってしまいスマホ等で確認したくなってしまいますが、スキャルピングならポジションを手放して(取引を終えて)いるので、仕事中や外出中に気が散る心配もありません
主婦やサラリーマン、学生の方が空き時間で行うには最適の取引方法だといえるでしょう。
取引のチャンスが多いFXでは値動きが大きいときもあれば逆に小さい値動きしかしないときもあります。
ある程度の値動きが必要な取引(デイトレードなど)では小さな値動きしかしないときは売買のタイミングが訪れず利益を狙うことができません。
小さな値幅を狙うことで取引のチャンスが多いスキャルピングはいつでも好きな時間に行える忙しい人にピッタリの投資法です。
少ない資金でも効率よく投資できるFXの最大の魅力はレバレッジの高さです。
スキャルピングはFXの取引の中でも一番レバレッジを掛けやすい取引方法で少ない資金でも十分利益を狙うことが可能です。
レバレッジを大きくすることで資金を効率よく投資することができ予め損切りの設定を入れておけばリスクも最小限に抑えることができるようになります。
スキャルピングでは細かい取引を繰り返すことになります。
このため取引中はパソコンやスマートフォンの取引画面を見ている必要があります。
少し目を放した隙に予想外の値動きが・・・
といったことにならないように、離席するときはポジションを決済(取引を終了)してからにしましょう。
スプレッド(取引コスト)がかさむ短期間で取引を繰り返すスキャルピングでは必然的に売買回数が増えることになります。
FXでは手数料の代わりに取引のたびにスプレッドといった取引コストが掛かってしまいます。
通貨の組み合わせ(通貨ペア)によっては予想通りの値動きをしても、スプレッドの影響でマイナスになってしまう場合があります。
スキャルピングは取引はコストの安い通貨(ドル/円等)で行うようにしましょう。
注意
アメリカの雇用統計発表時など予め激しい値動きが予想されるタイミングではスプレッドが大きく開く(高くなる)場合があります。
重要な経済指標の発表時には特にスプレッドに注意しましょう。
忘れずに損切りの設定をしようスキャルピングはコツコツ利益を積み上げる取引方法です。
少し油断した隙に相場の急変に巻き込まれ大きな損失を出してしまうと取り返すのが大変になってしまいます。
重要
予想外の自体でも損失を最小限に抑えるために損切りの設定は忘れずに入れておきましょう。
FXのスキャルピングは少ない資金で利益を狙いたい、空き時間に気軽に投資を始めたいと言った人には最適の投資なので注意点に気を付けて取引しましょう。
スキャルピングで取引回数が多くなると取引コストであるスプレッドがかさんでしまい通貨ペアによってはスプレッドでマイナスになってしまう場合があります。
スキャルピングはスプレッドが狭い(安い)通貨ペアで行う様にしましょう。
ドル/円は通貨ペアの中で一番スプレッドが安くスキャルピングに最適な通貨ペアです。
アメリカのドルは日本人にもなじみがありこの組み合わせは日本で最も人気のある通貨ペアなので初心者でも手を出しやすいお勧めの通貨ペアです。
ユーロ/円ユーロ/円はドル/円に次いで人気のある通貨ペアです。
ドル/円程ではありませんがスプレッドもかなり安くなっておりドル/円に比べて値動きが大きいので、この組み合わせもスキャルピングに適している通貨ペアといえるでしょう。
ポンド/円ポンド/円は値動きが大きく短時間で大きな利益を狙える通貨ペアです。
上記の組み合わせに比べるとスプレッドは決して安くはありませんがその分値動きも大きいことが多いので十分に利益を狙うことができます。
値動きが大きい分リスクは増えてしまいますが大きな利益を狙いたい人達に人気の通貨ペアなので他の通貨の値動きが物足りないと感じた人はポンド/ドルにチャレンジしてみましょう。
チャートは基本的に取引の間隔に合わせた方がいいのでスキャルピングを行うときは「1分足」「5分足」といった短い時間に設定したチャートを使いましょう。
ポイント
相場のトレンドを判断する場合は「30分足」や「1時間足」などの長い時間足も併用し確認しましょう。
相場全体を把握することが必要となります。
スキャルピングで安定して利益を狙うポイントは相場の流れに逆らわないことです。
相場が全体的に「上がっている」や「下がっている」といったトレンド(流れ)に沿って素直な取引を行って、コツコツ利益を積み重ねていきましょう。
トレンドに乗って取引する場合、一時的な値動きの反転を判別して取引する必要が出てくるのですが、スキャルピングではその前に決済(取引を終了)してしまうので気にする必要がほとんどありません。
シンプルな狙いで取引できる点も初心者に向いているポイントです。
経済の動向をほとんど気にしないスキャルピングではファンダメンタルズは使わずテクニカル分析を使って取引を進めることが多くなります。
テクニカル分析とはチャートの情報を分析してくれる便利なツールでうまく使えば取引を有利に進める事ができます。
テクニカル分析って何?
と言う人はまずは一番基本のテクニカル「移動平均線」から使い方を覚えてみましょう。
ちょっとしたチャートの配置さえ覚えれば一目で相場のトレンド(流れ)を予想することができる様になります。
スキャルピングは超短期のFX取引
レバレッジの利用で投資効率アップ
ポジションを持ち続けないから低リスク
いつでも利益を狙うチャンスがある
取引中は取引に集中しよう
取引回数大!スプレッドには注意しよう
損切りの設定は忘れずに
トレンドに乗って素直に取引しよう
テクニカル分析でトレンドを見極めよう
スキャルピングは専門のプロトレーダーが居るほど利益を狙いやすい取引方法です。
短期の専門ではない中長期をメインにしたトレーダーたちも取引のできるタイミングが少ないとスキャルピングを併用して利益を狙ってるのです。
初心者でも始めやすく利益を狙えるスキャルピングでFXを始めてみましょう。
トレードの勝率を上げる正しいピンバーの使い方とは?
FXで稼ぎたければ「ゼロサムゲーム」という考えは捨てろ!
知らないと損するネックラインのコツとは?引き方、注意点、使い方、インジケータをご紹介
トレンド中の保ち合いで騙されずに稼ぐペナントの見つけた方とエントリー方法を解説