概要:財務省が16日に発表した日本の5月・貿易収支(輸出から輸入を差し引いたもの)は、2兆3,847億円のマイナスとなりました。貿易赤字は10ヶ月連続となります。
財務省が16日に発表した日本の5月・貿易収支(輸出から輸入を差し引いたもの)は、2兆3,847億円のマイナスとなりました。貿易赤字は10ヶ月連続となります。内訳を見てみると、輸出額(前年比)が7兆2,521億円、輸入額が9兆6,367億円となり、それぞれ輸入が前年同月比でプラス15.8%、輸入がプラス48.9%で着地しました。5月の赤字額としては、過去最大額となりました。背景に、原油・石炭等資源価格の高騰が挙げられます。
貿易収支の発表はクロス円に大きな影響なく、各通貨まちまちの値動きとなっています。米ドル円は、昨日の米・FOMCでのパウエルFRB議長の記者会見直後から反落し、134.929から133.511まで約140pipsほど下落。本日のアジア時間でも下値を試す展開となっています。
一方、本日の欧州時間でBOE政策金利発表を控えたポンドは強含んでおり、ポンド円は昨日安値の161.739から163.298まで150pipsほど上昇しています。ポンド円は、日足ベースで75EMAと10EMAの間に挟まれレンジ推移となっているため、本日のBOE政策金利発表までは、注意深く静観が必要です。
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