概要:20日10時15分に中国の6月貸出基礎金利が発表され、5年・1年物ともに市場予想と一致し、それぞれ5年物が4.45%、1年物が3.70%となりました。この結果を受け、人民元円は下落となりました。
20日10時15分に中国の6月貸出基礎金利が発表され、5年・1年物ともに市場予想と一致し、それぞれ5年物が4.45%、1年物が3.70%となりました。5年物は中長期資金を貸し出す際の目安となり、重要視されています。先月5月に利下げされたのとは対照的に、現状を伺う姿勢が見られる結果となりました。背景として、先月分の中小企業への借入金に対する返済猶予を見極める期間を設けたいことが挙げられます。5年物貸出基礎金利は、2019年8月から下落していた中での据え置きです。1年物は、優良企業に適用する貸出金利の参考となり、今年2月から5ヶ月連続で据え置きとなりました。
この結果を受け、人民元円は下落となりました。週明けに小さな上窓でスタートした人民元円でしたが、窓を埋めるかの勢いで失速しています。現在のレートは20.079付近となっており、時間足20EMAの20.048ラインで下落が止まるのかが焦点となります。
テクニカル的には、RSIが時間足で70にタッチしてからの反落となっており、4時間足ではRSIとローソク足の動きが異なる「ダイバージェンス」が発生しているため、このまま下落基調に入るのか、注視が必要です。
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