日本・4月景気先行指数（改定値）は102.9に

　　日本の4月先行指数（改定値）が27日内閣府より公表され、景気先行指数が102.9、景気一致指数が96.8となりました。それぞれ前回値とも一致しました。基調判断として、景気動向が改善を示しているとされました。

　　景気先行指数の寄与度として、新規求人数（除学卒）と実質機械受注（製造業）、新設住宅着工床面積、日経商品指数（42種総合）、中小企業売上見通しDIが貢献しました。先行指数は昨年7月からほぼ横ばい推移となっているため、今後の変化に注目したいところです。

　　指標発表後も変わらず、クロス円が全般的に下落基調となっているアジア時間での値動きですが、日本円が最強通貨・豪ドルが最弱通貨の状態が継続しており、豪ドル円は本日高値の94.047から92.980まで1円以上下落しました。その後下落から半値ほど持ち直し、アジア時間終盤では再び下落を試す値動きとなっています。

　　テクニカル的には、豪ドル円は4時間足でダブルトップを形成しつつあるものの、200MAが下値のサポートとして機能しており、92円台半ばで反発が入る値動きが繰り返されています。このまま下落が継続するのか、欧州時間での通貨強弱を観察しつつ、判断したいところです。