概要:ドイツの市場調査グループGFKが28日に発表した独・7月GFK消費者信頼感調査は、市場予想のマイナス27.6より上振れマイナス27.4となりました。前回値のマイナス26.2には届きませんでした。
ドイツの市場調査グループGFKが28日に発表した独・7月GFK消費者信頼感調査は、市場予想のマイナス27.6より上振れマイナス27.4となりました。前回値のマイナス26.2には届きませんでした。
GFK消費者信頼感調査は今年5月に過去最低(マイナス26.6)を記録しましたが、今回過去最低を更新する結果となりました。今年2月からの長引くウクライナ情勢に加え、インフレ率の上昇が個人消費を圧迫している環境が反映されました。具体的には、「景気後退リスクが高水準」「収入への期待値が20年振りの低水準」「購買意欲が引き続いて低下傾向」となりました。
指標結果は冴えなかったものの、発表と同時にユーロが上昇しました。対米ドル・対円共にアジア時間終盤から強含んでいます。ユーロ円は本日安値の142.866から143.444まで回復。本日高値を更新するかの勢いで上昇しています。
テクニカル的には、ユーロ円は4時間足75MAに下値を支えられる形で反発しており、さらに直近では10MAがサポートとなり、反発を支持しています。4時間足RSIが70に到達しておらず56となっているため、このまま上昇が継続した場合、今年高値の144.253を更新するのか、本日の欧州時間でのラガルドECB総裁の発言内容に注意しつつ、見守りたいところです。
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