概要:7月1日に日銀より発表された日本の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が9.0となり、市場予想の13.0を大きく下回りました。
7月1日に日銀より発表された日本の全国企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が9.0となり、市場予想の13.0を大きく下回りました。前回値の14.0からも5ポイントの低下となり、2四半期連続で悪化しました。昨日発表された日・鉱工業生産の2ヶ月連続悪化に加え、今回の低下となりました。
一方、同じく発表された大企業非製造業のDIは、前回値の9.0から4ポイント改善し13.0となりました。パンデミックによる行動制限が和らぎ、2期振りにプラス改善となりました。
昨日最強通貨として君臨していた日本円は、本日のアジア時間で弱含み、クロス円が全般的に上昇しています。特に加ドルの上昇が著しく、加ドル円は昨日安値の105.141から 105.069まで反発しています。
昨日、米ドル円が1円以上下落したのに対し、加ドル円は1円以内の下落に収まりました。昨日発表された加のGDPは、市場予想と一致し0.3%(前月比)となり、前年比ではプラス5.0%の上振れだったことが、好感されました。
テクニカル的には、加ドル円は上昇ウェッジ内の下限から再び上昇を試みており、4時間足20MAを力強く上抜けている状況です。上昇が継続した場合、ウェッジ上限の106.422付近までは上目線を維持しましょう。
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