概要:豪・連邦統計局より4日に発表されたオーストラリアの5月住宅着工許可件数(前年同月比)は、9.9%となり、事前予想のマイナス1.8%から大きく上振れました。
豪・連邦統計局より4日に発表されたオーストラリアの5月住宅着工許可件数(前年同月比)は、9.9%となり、事前予想のマイナス1.8%から大きく上振れました。前回値のマイナス2.4%からも大きな伸びとなり、同時刻に発表された豪・5月投資用住宅ローン(前月比)も、前回値のマイナス4.8%からプラス0.9%へ改善しました。
結果を受け、先週末に最弱通貨となっていた豪ドルは反発し、豪ドル円は91.578から91.973まで小幅に上昇しました。先週末には、対円・対米ドルともにアジア時間から急落。豪ドル円は93.775から91.414まで2.3円ほど下落していました。本日のアジア時間でも、時間足20MAに上値を抑えられる形で下落していたため、安値更新が懸念されていましたが、指標発表を受けての反発となりました。
テクニカル的には、豪ドル円は4時間足の直近上昇に当てたフィボナッチ・リトレースメントの61.8%を超えて下落しており、4時間足での200SMAと200EMAがデッドクロスに入りかけています。このまま下伸となるのか、欧州時間にかけての値動きを慎重に注視したいところです。
また、明日は豪・RBA政策金利発表が控えているため、利上げ観測による反発上昇も警戒しましょう。
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