概要:豪政府統計局(ABS)が7日に発表したオーストラリアの5月貿易収支(季節調整済み)は、前回値の104.95億豪ドルを上回り、159.65億豪ドルとなりました。
豪政府統計局(ABS)が7日に発表したオーストラリアの5月貿易収支(季節調整済み)は、前回値の104.95億豪ドルを上回り、159.65億豪ドルとなりました。市場予想の107.25億豪ドルを大きく上回る結果でした。
内訳は、財サービス輸出が前回値の1.0%から9.0%へ増加。財サービス輸入が前回値のマイナス1.0%から6%増となり、黒字拡大が目立ちました。ABSによると、石炭・練炭・その他鉱物燃料の輸出増が貢献し、輸入では、燃料と潤滑油・非産業用輸送機器の増加が要因となりました。
貿易収支の結果を受け、豪ドルは下落から一転、上値を追う姿勢を見せています。昨日91.527-92.519でのレンジ推移となっていた豪ドル円は、本日も昨日のレンジ内に位置しているものの、下落から上値追いにシフトしています。現在は92.270付近で推移しており、時間足20MAの真上で方向感を模索する値動きです。
テクニカル的には、豪ドル円は日足75MAに下値をサポートされており、RSIが42と低めです。4時間足では91.422を下値としてダブルボトムを形成しつつあります。上昇となった場合、4時間足200SMA付近である93.140を実体足で上抜けるのかに、注目しましょう。
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