概要:フランス税関は8日、5月の貿易収支(季節要因調整済み)を発表し、マイナス128.00億ユーロの市場予想に対し、マイナス129.94億ユーロで着地しました。前回値のマイナス127.17億ユーロから赤字幅を拡大しました。
フランス税関は8日、5月の貿易収支(季節要因調整済み)を発表し、マイナス128.00億ユーロの市場予想に対し、マイナス129.94億ユーロで着地しました。前回値のマイナス127.17億ユーロから赤字幅を拡大しました。
内訳として、輸出が477.8億ユーロ、輸入が607.7億ユーロとなり、輸出・輸入ともに前回値から増加しました。
結果を受け、小反発をしていたユーロが再び下落へと転じています。直近で3日連続陰線となっているユーロ米ドルは、昨日1.0220から1.0143まで下落しました。本日のアジア時間では今年安値を更新し、1.0139をタッチしました。
ユーロ米ドルは月足レベルで、すでにサポートのない真空地帯へと突入しています。
昨日公表されたECB理事会議事要旨では、次回今月21日会合での大幅利上げについて協議がなされたことが示され、大幅利上げに踏み切る可能性が大きいことが分かりました。米国同様、インフレ鎮静化が第一目標とのスタンスです。
利上げ観測が高まる中、エネルギー価格高騰などによる「輸入インフレ」による消費縮小からの景気減速懸念が払しょくされず、1ユーロ=1米ドルの「パリティ」が近づいていることに、市場は警戒しています。
まずは本日、米国時間での加・米雇用統計の結果を慎重に見守りましょう。
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