概要:イギリスの英国立統計局(ONS)より6月の小売売上高が22日に発表され、前年比で前回値のマイナス4.7%から悪化しマイナス5.8%となり、前月比では前回値のマイナス0.5%から上振れマイナス0.1%となりました。
イギリスの英国立統計局(ONS)より6月の小売売上高が22日に発表され、前年比で前回値のマイナス4.7%から悪化しマイナス5.8%となり、前月比では前回値のマイナス0.5%から上振れマイナス0.1%となりました。前年比では市場予想より悪化し、前月比では0.1ポイントの上振れで着地しました。
ONSによると、2020年2月のコロナウイルス感染拡大初期のレベルを2.2%上回っており、オンライン小売の販売量は3.7%の減少となりました。自動車燃料は4.3%減少し、ガソリン価格とディーゼル価格の高騰が影響しました。
食品の販売量は3.1%の増加となり、クイーンズ・ジュビリー(エリザベス女王即位記念)のイベント要因による売り上げ増となりました。
指標発表後もポンドは対円で大きな変動なく、ポンド円は164.891付近での横ばい推移となっています。一方対米ドルでは上昇し、ポンド米ドルは1.1952から1.1970までの反発が見られました。テクニカル的には、ポンド米ドルは今週に入ってから下限1.1888、上限1.2044のレンジ相場に入っており、4時間足では20MAの真上で方向感を模索しています。
来週27日の米・FOMCまでに明確なトレンドが生じるのか、慎重に静観したいところです。
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