スウェーデン・4-6月期DGPは前期比で1.4%に上昇、市場予想を上回る

　　スウェーデンの4-6月期GDPが28日に発表され、前期比で前回値のマイナス0.4%から1.4%に増加しました。市場予想の0.7%を倍率で上回りました。前年比でも前回値の3.0%から4.2%に増加しました。

　　指標発表を受け一時的に反発しましたが、時間足ではスウェーデンクローナも例外なく対円で下落しています。本日はリスク回避の動きから日本円が全面高となっており、クロス円が軒並み下落しています。スウェーデンクローナ円は13.38から13.21まで下落。時間足20MAを下抜けています。日足ベースでは7月21日高値の13.65をトップに下落トレンドに入っています。また、週足ではトリプルトップの様相を形成しつつあるため、このまま対円で20MAを下抜け下落トレンド入となるのか、慎重に静観したいところです。

　　スウェーデン中銀は先月30日に政策金利を約20年振りに50bp（ベーシスポイント）引き上げ、0.75%としたばかりでした。スウェーデン中銀は「来年の始めまでには、政策金利が2%に近づく」としています。

　　本日は昨日の米・FOMC明けということもあり、円買い傾向となっていますが、政策金利の引き上げにより長期目線でふたたび上昇傾向となるのか、日々観察していきましょう。