概要:ECBメンバーのシュナーベル理事が18日にロイターのインタビューに応じ、「インフレ見通しは依然改善されていない」と発言しました。
ECBメンバーのシュナーベル理事が18日にロイターのインタビューに応じ、「インフレ見通しは依然改善されていない」と発言しました。また、ユーロ圏経済について、「明らかな減速」と捉え、消費者信頼感や企業信頼感指数、購買担当者景気指数(PMI)などの指標が低下していることについても懸念しました。
ユーロ圏のインフレ率に関しては、「現在8.9%まで達しているが、エネルギー価格と食品価格の上昇が著しい。インフレ率が2%に戻るまではしばらく時間を要する」との見方を示しました。
インフレ率のピークアウト時期に関しては、「地政学など高い不確実性にさらされているため、インフレのピークを予測することは非常に困難」とのことでした。
インタビュー公表後、昨日最強通貨となっていたユーロは、本日のアジア時間では停滞しています。ユーロ米ドルは昨日つけた1.0202から反落しており、現在は1.0159付近で下値を試す値動きです。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足の上昇チャネルを下抜けるかの瀬戸際に位置しているため、欧州時間にかけてユーロが持ち直すことができるのか、注視しましょう。
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