本日注目ニュースまとめ【08/26】

シンガポール・7月製造業生産高は前年比で0.6%増、予測を下回る

　　シンガポールの経済開発庁（EDB）より7月の製造業生産が26日に発表され、前年比で前回値の2.6%から減少し、0.6%増となりました。市場予想の5.3%から大きく下振れました。おもに電子機器の生産高の減少が響きました。

　　シンガポールの主要産業である半導体部品は、2.6%減から4.1%減へ縮小幅を拡大しました。EDBによると、「中国と韓国からの輸出注文の減少が響いている」とのことでした。

　　指標発表後、シンガポールドルは対米ドルで軟化。米ドル/ シンガポールドルは時間足20MAに支えられる形で上昇し、記事作成時点では1.3910となっています。欧州時間にかけて上昇が継続するのか、注意深く見守りましょう。

仏・8月消費者信頼感指数は80から82へ小幅改善

　　フランスの8月の消費者信頼感指数が26日に発表され、前回値の80から82へと改善しました。市場予想の79を上回りました。一方、同日に発表されたドイツの9月・GfK消費者信頼感調査は、マイナス30.9からマイナス36.5へ低下しました。

　　結果を受け、堅調に推移していたユーロは上値が重くなりました。ふたたびパリティ割れをしたユーロ米ドルは、1.0032まで回復したものの再度下落。記事作成時点では0.9953付近で下値を試す値動きとなっています。

　　本日23時からのジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言内容により、ユーロ米ドルは大きく動く可能性があるため、発言内容を注意深く観察しましょう。