本日注目ニュースまとめ【08/30】

豪・7月住宅建設許可件数はマイナス幅を拡大し17.2%減に

　　オーストラリアの7月の住宅建設許可が30日に発表され、前回値のマイナス0.7%からマイナス幅を拡大し、マイナス17.2%で着地しました。政策金利の上昇が建設セクターに大きな影響を与えており、事前予想のマイナス2.9%をも下回りました。

　　不動産業界の指標は景気動向の先行指標となるため、今後も注意深く見守る必要があります。

　　結果を受け、豪ドルは対米ドルで大きく反落しました。豪ドル/ 米ドルは本日高値の0.6916から0.6886まで30pipsほど下落しています。豪ドル/ 米ドルは4時間足で三尊を形成しているため、下落に拍車がかかるのか、慎重に判断したいところです。

スイス・8月KOF先行指数は4ヶ月連続低下

　　スイスのチューリッヒ工大経済観測所（KOF）が30日に発表したスイスの8月の景気先行指数は、前回値の90.1から低下し86.5となりました。市場予想の88.6に届きませんでした。

　　KOF景気先行指数は、2021年5月の143.7をピークに下降傾向となっており、4ヶ月連続低下となりました。

　　指標発表後、スイスフランは対米ドルで一時的に強含みましたが、米ドルの強さに押され、米ドル/ フランは0.9665から0.9685の間でレンジ推移となっています。直近ではパウエルFRB議長のタカ派発言もあり、対米ドルではフランの上値が重くなる展開が予想されるため、米ドル/ フランの上昇継続に注意が必要です。