概要:本日のニュースをまとめにチェック!
イギリスの7月の鉱工業生産が12日に発表され、前月比で前回値のマイナス0.9%からマイナス0.3%となりました。前年比では前回値の2.4%から低下したものの、1.1%とプラス圏を維持しました。今回の低下でコロナ前の水準まで落ち込む結果となりました。
なお同時刻に発表された7月の製造業生産は、前年比で1.3%から1.1%へと低下。こちらも2020年2月のパンデミック前のレベルを下回ったままとなっています。
鉱工業生産の結果が芳しくありませんでしたが、ポンドは対円で上昇しています。記事作成時点ではポンド円は本日安値の165.103から166.870まで上昇。時間足では押し目なく上昇が継続しています。ポンド円は日足での上昇チャネル上限である169円台に向けて勢力を保っている状況です。米国時間に向けて勢いが維持されるのか注意深く見守りましょう。
トルコの7月の雇用統計が12日に発表され、失業率は前月の10.3%から0.2ポイント改善し、10.1%となりました。インフレ率が尋常でない数値となっているトルコは直近で住宅価格も高騰していますが、失業率の小幅改善はプラスのニュースとなりました。
しかしながら雇用統計の結果を受け、トルコリラは対円で下落しました。現在のトルコリラ円は7.819となっており、本日高値の7.857から円高基調となっています。4時間足では20MA直下に位置しており、下落を耐えうるかの狭間となっていますが、日足ベースでは20MAがサポートとして機能しているため、緩やかな下落基調ながらも反発の可能性を残している最中です。もうしばらく方向性を注視しましょう。
先週末10日、ウクライナ軍が反転攻勢を続ける一方、ロシア国営テレビ従軍記者がロシア軍のハリコフ州からの「撤退」を認めました。ロシア軍は今年3月に首都キーウからの退却を迫られて以降、ロシア軍にとって最大の痛手となりました。
米10年債利回りが3.31%へ低下していることに加え、ドルインデックスが本日107.9まで低下し、明日の米・CPI発表を前に米ドル安相場が展開されています。一方の欧州通貨は、地政学リスクが軽減したことから、ユーロとポンドが全面高となっています。
ユーロ米ドルは下落レジスタンスラインの1.0136を突破。現在は1.0182まで上昇しています。ポンドも対米ドル・対円ともに強含んでおり、ポンド米ドルは1.1600から1.1690まで100pips弱の上昇となっています。
ポンド米ドル・ユーロ米ドルともに4時間足でのレジスタンスラインを上抜けたため、本日の米国時間に向けての上伸に注目しましょう。
露ウクライナ4州併合、英大幅減税など激動の先週の相場の動きをおさらい
英銀行が国債の無制限買い入れを発表!乱高下するポンドドルの値動きを分析します。
各通貨のターゲットは何処?値幅観測を使用して到達ポイントを予想します。
プーチン氏「ロシア・ウクライナ戦争で部分的国民動員」を表明 ゴールド高騰