概要:[パリ 13日 ロイター] - ルメール仏財務相は13日、政府は2023年の経済成長率予想を下方修正したが、それに伴い財政赤字目標を修正する必要はないと述べた。 月内に提出予定の23年予算案の主な見
[パリ 13日 ロイター] - ルメール仏財務相は13日、政府は2023年の経済成長率予想を下方修正したが、それに伴い財政赤字目標を修正する必要はないと述べた。
月内に提出予定の23年予算案の主な見通しを説明する中で、フランスの成長率は今年の推定2.5%から来年は1%まで減速する見込みと記者団に語った。来年の成長率はこれまで1.4%と予想していた。
ルメール氏は「われわれはプラスの成長予測を維持しているが、国際情勢、エネルギー市場の緊張、貿易相手国の困難といった現実を反映させるために調整している」と説明した。
一方、財政赤字の対国内総生産(GDP)比を今年の推定5%から27年には3%未満に引き下げる計画を断念しないと強調。来年の財政赤字を対GDP比5%とする目標は維持するとした。
インフレ率については、今年の5.3%から23年には平均で4.2%に鈍化すると予想した。