概要:[東京 14日 ロイター] - ソフトバンクグループは3つ目の「ビジョン・ファンド」の立ち上げを検討しており、自己資本を活用する可能性が高いと、関係者が14日述べた。 関係筋によると、新たなファンド
[東京 14日 ロイター] - ソフトバンクグループは3つ目の「ビジョン・ファンド」の立ち上げを検討しており、自己資本を活用する可能性が高いと、関係者が14日述べた。
関係筋によると、新たなファンドの規模は決定していないが、設立時期は来年初になる可能性が高いという。また、3つ目を立ち上げる代わりにソフトバンクグループが「ビジョン・ファンド2」に追加資金を投入する可能性もあるとした。
もっとも、計画の変更や最終的に新たなファンドを立ち上げないことを決定する可能性もあるとした。
ソフトバンクはコメントを控えた。
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は8月、ポートフォリオの価値が下落したのに伴って投資部門のビジョン・ファンドが6月までの半年間で500億ドルの損失を計上したのを受け、ビジョン・ファンドを再編すると発表した。
ソフトバンクグループは投資活動を大幅に縮小し、電子商取引大手アリババ の株式といった主要資産を売却した。経営陣はさらに資金を調達するため、英半導体設計子会社アームの新規株式公開(IPO)を目指している。