概要:[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が15日発表した第2・四半期のユーロ圏の賃金の伸びは、過去2番目の大きさとなった。インフレ高進が労働コストの上昇につながっている状況が浮き
[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が15日発表した第2・四半期のユーロ圏の賃金の伸びは、過去2番目の大きさとなった。インフレ高進が労働コストの上昇につながっている状況が浮き彫りになった。
第2・四半期の時間当たり賃金コストは4.1%増加し、第1・四半期の3.7%から加速した。比較可能な2010年以降では20年第2・四半期の5.2%に次ぐ高水準となった。
全体の労働コストは4.0%上昇した。
7月のユーロ圏貿易収支は340億ユーロ(339億5000万ドル)の赤字となった。赤字は9カ月連続。前年同月は207億ユーロの黒字だった。
1─7月は1774億ユーロの赤字。前年同期は1213億ユーロの黒字だった。エネルギーや他の原材料の輸入価格が急上昇したことが赤字につながった。
EU全体では1─7月のエネルギー輸入額が152%増加した。
7月のユーロ圏貿易収支は季節調整後で403億ユーロの赤字となり、赤字額はさかのぼることができる1999年以降で最大だった。