概要:[シドニー 15日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)の独立委員会は15日、論点整理を公表、金融政策の決定や理事会の構成、市場との対話方法、インフレ目標など中銀の幅広い課題について検討
[シドニー 15日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)の独立委員会は15日、論点整理を公表、金融政策の決定や理事会の構成、市場との対話方法、インフレ目標など中銀の幅広い課題について検討する方針を示した。
金融政策と財政政策は相互に補完すべきかや、当局者が政策決定に関してどのように説明責任を果たせるかを協議するという。
声明で「中銀の目標と責務、金融・財政・マクロプルーデンス政策の相互作用、ガバナンス・文化・管理など中銀の運営方法について広範な提案をする」と説明した。
中銀は過去10年間の大半で2─3%のインフレ目標を達成できなかったことから、目標を修正すべきかどうか検討する。
また中銀理事会の構成についても取り上げる。他の中銀では内部職員や金融政策の専門家のみで理事会を構成しているのに対し、豪中銀理事会は中銀職員2人と財務相、産業界の代表6人から成る。