概要:米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した8月の鉱工業生産指数は製造業生産指数が前月比0.1%上昇した。前月は0.6%上昇、市場予想は変わらずだった。自動車が低下した一方、機械やコンピューター、電子製品が堅調だった。
8月の米鉱工業生産指数は製造業生産指数が前月比0.1%上昇した。2016年、カリフォルニア州のテスラ製造施設で撮影(2022年 ロイター/Joseph White/File Photo)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した8月の鉱工業生産指数は製造業生産指数が前月比0.1%上昇した。前月は0.6%上昇、市場予想は変わらずだった。自動車が低下した一方、機械やコンピューター、電子製品が堅調だった。
8月の前年同月比は3.3%上昇だった。
米国経済の11.9%を占める製造業は、消費者の支出がモノからサービスに回帰するにつれ減速している。
内訳は自動車が1.4%低下。7月は季節要因もあり3.2%上昇していた。自動車を除く製造業は0.2%上昇した。
耐久財は横ばい。機械、コンピューター、電子製品、航空宇宙、輸送用機器が少なくとも1.0%上昇となったが、木材や家具が1%超低下した。
非耐久消費財は0.2%上昇した。
5カ月連続で上昇していた鉱業指数は横ばい。公益は2.3%低下した。全体の鉱工業生産指数は0.2%低下。7月は0.5%上昇していた。
製造業の設備稼働率は79.6%で横ばい。長期平均を1.4%ポイント上回った。鉱工業全体では前月から0.2%ポイント低下して80.0%。1972年から2021年の平均を0.4%ポイント上回った。