概要:[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米財務省が16日に発表した7月の対米証券投資統計で、中国の米国債保有額が8カ月ぶりに増加したことが分かった。一方、日本の保有額は減少した。
米財務省が16日に発表した7月の対米証券投資統計で、中国の米国債保有額が8カ月ぶりに増加したことが分かった。2020年8月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米財務省が16日に発表した7月の対米証券投資統計で、中国の米国債保有額が8カ月ぶりに増加したことが分かった。一方、日本の保有額は減少した。
中国の保有額は9700億ドルと、2010年5月以来(8437億ドル)の低水準だった6月の9678億ドルから増加した。
一方、日本の保有額は1兆2340億ドルと前月の1兆2360億ドルから減少。ただ、日本は米国以外でなお米債の最大保有国となっている。
海外投資家の米国債保有は6月の7兆4300億ドルから7月には7兆5010億ドルに増加した。
取引ベースでは231億2000万ドルの純流入。前月は589億ドルの純流入だった。米債への資金流入は3カ月連続。
米国株では603億2000万ドルの売り越し。売り越しは7カ月連続で、6月の253億6000万ドルから拡大し、3月以降で最大となった。
米社債は87億8000万ドルの純流入。6月の139億9000万ドルからやや減少した。米社債の純流入は7カ月連続。