概要:[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、狭いレンジ内で取引される中、ドルが主要通貨に対して上昇した。今週は米連邦準備理事会(FRB)など各国中銀による金融政策決定会合が
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、狭いレンジ内で取引される中、ドルが主要通貨に対して上昇した。今週は米連邦準備理事会(FRB)など各国中銀による金融政策決定会合が開催される。
ロンドンと東京の市場が祝日のため休場で、商いは全体的に乏しかった。
ただ、FRBがインフレ対応で来年まで積極的な利上げ路線を維持するとの見方からドルは堅調さを維持した。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込む、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%ポイントの利上げが決定される確率は81%。1.00%ポイントの利上げ確率は19%となっている。
ドル指数は0.1%高の109.62。7日には110.79と20年ぶりの高値を付けていた。
クラリティFXのエグゼクティブディレクター、アモ・サホタ氏は、ドル高トレンドは当面続きそうだが、目先はFOMCを控えもみ合うだろうと述べた。
ユーロ/ドルは横ばいの1.0021ドル。ポンド/ドルは0.1%安の1.1424ドル。16日には1.13510ドルと37年ぶりの安値を付けていた。
ニュージーランドドル/米ドルは0.6%安の0.5958米ドル。序盤には0.5933米ドルと2020年5月以来の安値を付けた。
カナダドルは対米ドルで一時1.3354カナダドルと約2年ぶりの安値。終盤は1.3258米ドルと横ばい。
ドル/円は0.2%高の143.18円。
中国人民元は26カ月ぶりの安値を更新。心理的な節目の1ドル=7元を突破した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは一時1万9000ドルを下回り、3カ月ぶりの安値。終盤は0.2%安の1万9381ドル。イーサは1.4%高の1358.60ドル。
ドル/円 NY午後4時 143.15/143.18
始値 143.43
高値 143.64
安値 143.16
ユーロ/ドル NY午後4時 1.0022/1.0026
始値 0.9992
高値 1.0027
安値 0.9977