概要:米連邦準備理事会(FRB)は20─21日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.00─3.25%とした。同時に発表された新たな金利見通しでは一段の大幅利上げを示唆。高インフレの抑制に向けて政策金利を年末までに4.40%に引き上げ、23年には4.60%でピークに達するとの見方が示された。
米連邦準備理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で、FF金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.00─3.25%とした。
[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は20─21日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.00─3.25%とした。同時に発表された新たな金利見通しでは一段の大幅利上げを示唆。高インフレの抑制に向けて政策金利を年末までに4.40%に引き上げ、23年には4.60%でピークに達するとの見方が示された。
一方、経済見通しでは22年末で0.2%成長と鈍化を想定。23年には1.2%成長に回復するが、潜在成長率を大きく下回るとした。失業率は今年3.8%、23年4.4%に上昇すると予想。インフレ率は25年に目標の2%に緩やかに回帰すると見込んだ。
利下げは24年まで想定されていない。