概要:[22日 ロイター] - 米宅配大手フェデックスは22日、需要の落ち込みで第1・四半期(6─8月)の利益が悪化したことを受け、2023年度に22億─27億ドルのコスト削減に向けた具体策を発表した。日曜配達の一部停止やオフィスの閉鎖などを実施する。
米宅配大手フェデックスは22日、需要の落ち込みで第1・四半期(6─8月)の利益が悪化したことを受け、2023年度に22億─27億ドルのコスト削減に向けた具体策を発表した。
[22日 ロイター] - 米宅配大手フェデックスは22日、需要の落ち込みで第1・四半期(6─8月)の利益が悪化したことを受け、2023年度に22億─27億ドルのコスト削減に向けた具体策を発表した。日曜配達の一部停止やオフィスの閉鎖などを実施する。
フェデックスは15日に第1・四半期の暫定決算を発表。景気減速により世界的に出荷量が低迷したと明らかにし、第2・四半期の事業環境の悪化を見込み6月に示した通期業績見通しを取り下げたことを受け、株価が急落した。
暫定決算通りに、1株当たり利益は21.3%減少。フェデックスは急速に悪化する世界経済が背景にあるとしたが、売上高が5.5%増加したため、アナリストや市場関係者は懐疑的な見方を示している。
フェデックスは第1・四半期に3億ドルの経費を削減し、第2・四半期には7億ドルを節減すると表明。今年度中に普通株式15億ドルの自社株買い戻しを実施すると確約した。
フェデックスが先週発表した第1・四半期の暫定決算は、1株当たり利益が3.44ドルと、前年同期の4.37ドルから減少。ただ、売上高は232億ドルと、220億ドルから増加した。