概要:■軟調推移、豪準備銀行は利上げペース減速示唆今週の豪ドル・円は弱含み。 中国・成都市の都市封鎖(ロックダウン)解除方針を好感して一時株高となり、豪ドル買い・円売りにつながった。 しかし、豪準備銀行(中
■軟調推移、豪準備銀行は利上げペース減速示唆
今週の豪ドル・円は弱含み。
中国・成都市の都市封鎖(ロックダウン)解除方針を好感して一時株高となり、豪ドル買い・円売りにつながった。
しかし、豪準備銀行(中央銀行)の9月理事会議事要旨で利上げペース減速の可能性が示唆され、リスク選好的な豪ドル買いは後退。
米国の連続大幅利上げによる株安も嫌気され、豪ドル売り・円買いが活発となった。
取引レンジ:93円39銭-96円54銭。
■もみ合いか、利上げ継続予想が下支え
来週の豪ドル・円はもみ合いか。
豪準備銀行(中央銀行)は9月理事会議事要旨で、「今後数カ月でさらなる利上げを見込むが、利上げペースを緩める根拠が強まりつつある」との見解を示し、今後の利上げペース減速の可能性は高まったとみられる。
ただ、豪準備銀行は10月も0.50ポイントの追加利上げを決めるとの見方が多いようであり、豪ドルの一定の下支えになりそうだ。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・28日:8月小売売上高(7月:前月比+1.3%)
予想レンジ:92円00銭−95円00銭