概要:[北京 28日 ロイター] - トヨタ自動車は、中国電気自動車(EV)大手である比亜迪(BYD)の電池を搭載した同国限定小型EVセダン「bZ3」の生産・販売を年内に開始する。トヨタに近い関係筋3人が明
[北京 28日 ロイター] - トヨタ自動車は、中国電気自動車(EV)大手である比亜迪(BYD)の電池を搭載した同国限定小型EVセダン「bZ3」の生産・販売を年内に開始する。トヨタに近い関係筋3人が明らかにした。
BYDと共同開発したbZ3は、トヨタのバッテリーEV(BEV)の新シリーズ「ビヨンド・ゼロ(bZ)」で2番目のモデルになる。
最初のbZ車であるスポーツ多目的車(SUV)タイプの「bZ4X」は今年これまでに中国で販売される予定だったが、世界的なリコールによりトヨタは生産停止を余儀なくされた。
トヨタは、BYDの薄型「ブレード」バッテリーを採用したbZ3を新型コロナウイルス流行でキャンセルになった4月の北京自動車ショーで発表する予定だったという。
北京在勤のトヨタ広報担当者はコメントを避けた。
関係筋によると、bZ3は「カローラ」とほぼ同じサイズだが、後部座席の部分が大きくなっているほか、価格は20万元(2万8000ドル)前後となる可能性が高く、テスラの「モデル3」より30%近く安くなる見込み。天津で年間3万台のペースで生産されるという。