概要:米国株式市場はまちまち。 ダウ平均は125.82ドル安の29134.99ドル、ナスダックは26.58ポイント高の10829.50で取引を終了した。 シカゴ連銀のエバンス総裁が「利上げが経済に浸透するに
米国株式市場はまちまち。
ダウ平均は125.82ドル安の29134.99ドル、ナスダックは26.58ポイント高の10829.50で取引を終了した。
シカゴ連銀のエバンス総裁が「利上げが経済に浸透するには時間がかかる」ため行き過ぎた利上げに懸念を表明し金利が低下、安心感から買戻しが優勢となり、寄り付き後、上昇。
新築住宅販売件数や消費者信頼感指数が予想を上回る強い結果を好感し一時買いが先行したが、長期金利が大幅上昇に転じると、警戒感から売られ下落に転じた。
引けにかけ、ハイテク株が値ごろ感から買われ下げ止まると、ダウも下げ幅を縮小し終了。
セクター別では自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方、家庭・パーソナル用品が下落。
クルーズ船運営のロイヤル・カリビアン(RCL)、ノルウェージャンクルーズ・ライン(NCLH)などは、カナダが新型コロナ抑制する規制を10月1日付けで撤廃すると発表、売上増期待にそれぞれ買われた。
バイオのモデルナ(MRNA)は食品医薬品局(FDA)が同社開発の改訂版新型コロナ追加ワクチンを承認したとの報道が好感され、上昇。
また、石油会社のエクソン・モービル(XOM)、マラソン・ペトロリアム(MPC)は、原油価格の反発を受けて収益回復期待に、買われた。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は同社の四半期出荷台数が非常に高いものになるとのレポートを受けて期待感に上昇。
レンタカー会社のハーツ(HTZ)は英国BP社傘下の電気自動車(EV)充電部門と提携し、店舗にEV用充電スタンドを設置する計画を発表し、買われた。
世界のエクスポージャーが大きくドル高や欧州などの経済の悪化の影響を受けやすいファーストフードチェーンのマクドナルド(MCD)や飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)はそれぞれ下落。
エンターテインメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、フロリダにハリケーン「ィアン」が接近していることに伴い2日間パークを臨時休園すると発表した。
HorikoCapitalManagementLLC