概要:欧州連合(EU)欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏景況感指数は93.7に急低下し、予想を下回った。
EU欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏景況感指数は93.7に急低下し、予想を下回った。写真はパリの百貨店で2020年11月撮影(2022年 ロイター/Christian Hartmann)
[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会が29日発表した9月のユーロ圏景況感指数は93.7に急低下し、予想を下回った。
企業・消費者の景況感が悪化。インフレ期待も上昇した。
ロイターがまとめた市場予想は95.0だった。8月は97.3に下方修正された。
製造業、サービス業、小売業、消費者など全ての経済セクターで景況感が悪化した。
特に製造業と消費者の間で景況感の悪化が目立った。製造業の経営者は将来の生産・輸出見通しを引き下げた。
消費者信頼感指数はマイナス25.0からマイナス28.8に低下。消費者は今後数カ月で家計が悪化すると予想しており、高額商品の購入計画縮小を見込んでいる。
インフレ期待は全てのセクターで上昇した。