概要:[シンガポール 30日 ロイター] - シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス[TEM.UL]は、市場のバリュエーションは今後12─18カ月に予想される世界的なリセッション(景気後退)
[シンガポール 30日 ロイター] - シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス[TEM.UL]は、市場のバリュエーションは今後12─18カ月に予想される世界的なリセッション(景気後退)リスクをまだ織り込んでいないとし、さらなる下落を待ってから投資を拡大する方針を示した。
ロヒット・シパヒマラニ最高投資責任者(CIO)は30日、ミルケン研究所アジアサミットのセッションで「バリュエーションが修正されれば投資ペースを再び上げるだろう」と説明。デジタル化、長寿命化、持続可能な生活、消費の未来という、4つの主要投資トレンドに引き続きコミットすると述べた。
リセッションについては「穏やかであっても、おそらく2桁の減益率が見られるだろう」と述べ、最大15%に達する可能性があるとした。
4つの主要投資トレンドに沿った市場は主に米国や中国だと指摘。投資テーマに基づき、長期的に中国への強気姿勢は変わらないと述べた。