概要:[ミラノ 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は30日、ECBが異例の大幅利上げで自らの「手を縛る」理由はないとの見解を示した。 ビスコ総裁は講演原
[ミラノ 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は30日、ECBが異例の大幅利上げで自らの「手を縛る」理由はないとの見解を示した。
ビスコ総裁は講演原稿で、ECBは金利を段階的に引き上げていく必要があるとしながらも、経済見通しが著しく悪化していることが懸念材料になっているとし、ユーロ圏の長期成長見通しへの影響を十分に考慮しなければならないと指摘。
経済が著しく減速した後は、利上げにより苦境に拍車がかかる恐れがあるとし、「過去の例や他の国の経験に基づき、現時点では(ECBが)異例な大幅利上げで自らの手を縛らなくてはならない理由はないと考えている」と述べた。