概要:コロナ禍が長引く中、為替取引に関する海外業者の不祥事が多くなっています。投資者が特に関心しているのが【出金】。WikiFXの「真相公開」の投稿のなか50%以上は出金に関り、日本で集客を行っている海外会社のトップ3の業者(AXIORY、GEMFOREX、XM)をそれぞれ検証します。
コロナ禍が長引く中、為替取引に関する海外業者の不祥事が多くなっています。投資者が特に関心しているのが【出金】です。
WikiFXの「真相公開」の投稿のなか50%以上は出金に関わっています。日本で集客を行っている海外会社のトップ3の業者(AXIORY、GEMFOREX、XM)をそれぞれ検証します。
Axiory
Axioryはベリーズに登記しているAxiory Global Ltdの元にPT International Limited(英国の登記会社)により運用しています。ベリーズの国際金融サービス委員会(International Financial Services Commission:IFSCの登録は確認できています。真相公開の投稿は2件ありました。いずれも出金に関する投稿です。そのうち今年(2021年)の1件は、住所証明書の期間切れているため出金できなかった投稿で、現在すでに解決済みになっています。 執筆時点でWikiFXスコアは5.37です。
GEMFOREX
GEMFOREXはニュージーランドに登記しているGEM GROUP NZ LIMITEDという会社の元に運用しているFX会社です。ニュージーランドの金融サービスプロバイダー(Financial Service Provider:FSP)として登録しています。ニュージーランドの金融市場庁(The Financial Markets Authority:FMA)の金融デリバティブの発行者(Derivatives issuers:DI)ライセンスのリストには収録されていません。為替サービスを提供するためには、ニュージーランドのDIライセンスが必要になりますので、GEMFOREXは事実上でライセンス無しで為替投資のサービスを提供しています。真相公開の投稿は全部で4件あります。1件は出金拒否のクレームに関する投稿でした。その他はシステム障害などの投稿になります。
執筆時点WikiFXスコアは2.88です。
XM
XMはオーストラリア、キプロス、ベリーズ、セーシェル、ドバイのライセンスを取得しており、世界中に為替サービスを提供しています。口座開設のフローで提示されている利用規約では、日本人の口座開設はセーシェルの金融サービス機構(Financial Service Authority)の証券ディーラーライセンスの元で、契約しています。真相公開コラムには、18件の投稿があって、出金できない内容は5件ありますが、その他すでに解決済みになっている出金問題も数件ありました。
2021年5月末時点WikiFXスコアは7.99です。
為替投資を行う際に、ボーナス・レバレッジなどの理由で海外ブローカーを選ぶ日本の投資者が少なくないです。しかし、資金の安全性の面からみると、日本の証券会社を選択して、投資を行うべきです。海外でライセンス取得していても、オフショアライセンスで、日本の金融規制のような、完全信託保全制度はありません。また日本の証券会社は自己資本規制比率などの公開義務があって、会社の資金の安全性を各社のウェブサイトで確認できます。
https://www.wikifx.com/jp_ja/newsdetail/202103115014859821.html
金融庁は日本で無登録営業を行っていた為替業者に対して、警告を出していますので、ぜひ確認してください。最近多発している出金拒否の悪徳業者は基本的完全ノンライセンスの状態で、元本保証・プロトレーダーが指導・ハイリターンノンリスク・ロマンス営業などの様々な手口で勧誘をしています。
FXOPENのNATALIAZAKHAROVAがFX / CFD業界でのゼロコミッション取引について語る
WikiBit今週注目記事【11月20日〜26日】
VirtueForexは、2013年に成立された外国為替取引のオンラインプラットフォームプロバイダである。ウェブサイトに掲載されている情報によると、ヨーロッパとアジアの市場に焦点を当てている。VirtueForexは、英国に本社を置くVirtue Technology Group Limitedによって運営されている。しかし、この会社は現段階ではいかなる規制も受けていない。
【WikiFX】以前にもご紹介させて頂いたロマンス詐欺、本日はニュースとともに、詳細をご紹介。