概要:スイス連邦統計局が14日に発表したスイスの6月生産者輸入価格は、前月比で前回値の0.9%から減少し0.3%となり、前年比では前回値の6.9%と一致しました。
スイス連邦統計局が14日に発表したスイスの6月生産者輸入価格は、前月比で前回値の0.9%から減少し0.3%となり、前年比では前回値の6.9%と一致しました。スイスは他の主要国同様にCPIの上昇が見られる中、輸入価格の減少により次回CPI発表でピークアウトとなるのか、期待が高まります。
結果発表後、昨日上値が重くなっていた米ドルフランは本日のアジア時間で回復し、0.9756から0.9837まで上昇しました。対米ドルでは上値の重いフランですが、対円では好調なスタンスです。
フラン円は昨日170pipsほど上昇し、本日のアジア時間でも1円以上上昇しています。現在のフラン円は141.086付近となっており、6月29日に42年振りにつけた143.743の高値に向けて上伸しています。
先月には約15年振りの利上げをスイス中銀(SNB)が発表し、長期金利の許容上限を0.25%以下に抑え込む日銀との対応力の違いに、市場が如実に反応しています。次回9月22日のSNB政策金利発表にて利上げが行われた場合、マイナス金利となるのは日本だけとなるでしょう。
このままフランが勢いをつけ、4時間足直近高値の142.022まで上伸するのか、注意深く見守りましょう。
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