概要:28日未明に開催予定の米・FOMC金融政策決定会合では、前回同様0.75%の利上げにより、政策金利を2.25-2.5%に引き上げることが市場関係者から予想されています。
28日未明に開催予定の米・FOMC金融政策決定会合では、前回同様0.75%の利上げにより、政策金利を2.25-2.5%に引き上げることが市場関係者から予想されています。1.00%の利上げ観測については、現段階では後退しています。
昨日発表されたアメリカの指標は、5月の住宅価格指数や7月の消費者信頼感指数が相次いで前回値と市場予想を下回りました。また、今月1日に発表された米・ISM製造業景気指数も53.0となり、2020年6月以来の低水準となっています。
インフレ率のピークアウト予想については、米・ISM製造業景気指数が45を割り込んだタイミングで消費者物価指数(CPI)のピークアウトが見られると、市場関係者は予測しています。
米10年債利回りよりも2年債利回りが高い逆イールドが直近数日で常態化しており、年内いっぱいとされているFOMCの利上げがいつまで継続できるのか、注目が集まっています。
現在の米ドル円は136.951付近で推移しており、時間足20MAに下値を支えられています。欧州通貨が対円で下落する中、米ドル円は底堅く推移しています。ドルインデックスも107台を回復しており、本日のFOMCにより米ドル高に拍車がかかるのか、市場予想と一致し利益確定売りが出るのか、方向感を決めつけずに注視しましょう。
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