概要:[ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した8月のインドのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は57.2と、前月の55.5から上昇し、市場予想も上回った。堅調な需要の伸びや
[ベンガルール 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した8月のインドのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は57.2と、前月の55.5から上昇し、市場予想も上回った。堅調な需要の伸びやコスト上昇圧力の鈍化が背景にあり、雇用は14年余りぶりのペースで拡大した。
景況の拡大と縮小の分かれ目である50を13カ月連続で上回った。ロイターがまとめた市場予想は55.0だった。
S&Pグローバルのエコノミクスアソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は、新型コロナウイルス規制解除の好影響や企業のマーケティング努力の成果が引き続き表れ、新規事業が回復したと分析。特に金融・保険が好調だったという。
雇用は2008年6月以来の拡大ペースを記録し、需要が底堅く推移するとの見方から企業景況感は4年余りぶりの高水準を付けた。
一方、海外からの受注は30カ月連続で縮小した。
投入価格は高いままだが、約1年ぶりの水準まで上昇ペースが鈍化した。需要が堅調なことから企業はコスト上昇の一部を販売価格に転嫁できた。