概要:[東京 15日 ロイター] - 東芝は15日、投資家に対し、現在進めている株式非上場化を含む経営再建策の検討状況について、企業価値の最大化に向けて「取締役会と経営陣は特定のステークホルダー(利害関係者
[東京 15日 ロイター] - 東芝は15日、投資家に対し、現在進めている株式非上場化を含む経営再建策の検討状況について、企業価値の最大化に向けて「取締役会と経営陣は特定のステークホルダー(利害関係者)のバイアスを持たず、あらゆる選択肢を検討している」などとする渡辺章博取締役会議長のメッセージを公表した。
同社が6月に開いた定時株主総会では取締役候補13人全員が選任されたが、うち2人は非上場化を求める「物言う株主」とされるファンドの出身だった。このため、現職の社外取締役が2人の選任に反対を表明する異例の事態となり、反対した社外取締役は再任されていたものの自ら辞任した。この結果、取締役は12人となっている。
経営再建策を巡っては、5月末までに再建策を公募したところ10件の応募があり、7月中旬には二次入札へ進むパートナー候補を選んだ。現在はパートナー候補4陣営が資産査定(デユーデリジェンス)を進めている。パートナーは今秋にも選出される見通しとしている。