概要:ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、傘下の高級スポーツ車メーカー、ポルシェの新規株式公開(IPO)に際し、優先株の価格を1株=76.50─82.50ユーロに設定する方針を明らかにした。評価額は700億─750億ユーロになる見通し。
9月18日、 ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、傘下の高級スポーツ車メーカー、ポルシェの新規株式公開(IPO)に際し、優先株の価格を1株=76.50─82.50ユーロに設定する方針を明らかにした
[ハンブルク/ベルリン 18日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、傘下の高級スポーツ車メーカー、ポルシェの新規株式公開(IPO)に際し、優先株の価格を1株=76.50─82.50ユーロに設定する方針を明らかにした。評価額は700億─750億ユーロになる見通し。
ドイツでは過去2番目の大型新規上場案件となる。評価額が上限の750億ユーロとなれば、欧州で過去3番目の規模となる。
VWによると、フランクフルト証券取引所への上場は今月29日。
カタール投資庁(QIA)、ノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)、グローバル投資会社ティー・ロウ・プライス、アブダビ政府系ファンドADQは、合計で最大36億8000万ユーロの優先株を最高値で購入する予定という。
また、VWは同社の筆頭株主である持ち株会社ポルシェSEと今月交わした合意に基づき、議決権があるポルシェ普通株の25%に1株を加えた分については、優先株の価格に7.5%上乗せした価格でポルシェSEが取得する。これにより、上場に伴うVWの収入は計181億─195億ユーロになる見込み。