概要:[ケルン(ドイツ) 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は21日、ユーロ圏の景気の下振れリスクが高まっており、今冬に景気後退に見舞われる可能性があると指摘した上で、景気後退
[ケルン(ドイツ) 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は21日、ユーロ圏の景気の下振れリスクが高まっており、今冬に景気後退に見舞われる可能性があると指摘した上で、景気後退だけではインフレは抑制できず、追加利上げが必要になると述べた。
副総裁は会合で「市場は景気減速で自然にインフレが抑制されると考えているが、実際にはそれは正しくない。金融政策の貢献が必要だ」と述べた。
ユーロ圏の最近の経済指標で経済成長の大幅な鈍化が示されており、今冬の経済が停滞するとのECBの予測には下振れリスクがあると指摘した。
現在のインフレ率は「非常に、非常に」高く、ウクライナ戦争が長期化すれば、不快なインフレ率が長期にわたって続くリスクがあると述べた。