概要:ドイツ政府は、経営難に陥っている独ガス・電力会社のウニパーの国有化に関する合意を21日に発表することが関係者の話で分かった。ウニパーによると、政府が親会社であるフィンランドのフォータムから株式を取得し、さらに80億ユーロ(約80億ドル)を注入する。
ドイツ政府は、経営難に陥っている独ガス・電力会社のウニパーの国有化に関する合意を21日に発表することが関係者の話で分かった。ウニパーによると、政府が親会社であるフィンランドのフォータムから株式を取得し、さらに80億ユーロ(約80億ドル)を注入する。
[ベルリン/デュッセルドルフ 20日 ロイター] - ドイツ政府は、経営難に陥っている独ガス・電力会社のウニパーの国有化に関する合意を21日に発表することが関係者の話で分かった。ウニパーによると、政府が親会社であるフィンランドのフォータムから株式を取得し、さらに80億ユーロ(約80億ドル)を注入する。
この資本注入は、独政府が単独で増資を引き受ける形式で行われる。これまでにウニパー向けに行われた支援は少なくとも290億ユーロに達する。最終契約はまだ結ばれていない。
フォータムによると、この契約には「フォータムがウニパーに供与した融資の返還」が含まれ、その金額が80億ユーロという。
ウニパーはドイツ最大のロシア産ガス輸入企業。先週、政府が同社の株式を過半数取得する可能性があると発表していた。
独紙報道によると、労組側は国営化を歓迎している。