概要:[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアの失業率は8月に過去最低の3.8%に改善した。一方、名目賃金は前月比で下落し、週間インフレ率が上昇するなど、経済指標は強弱入り混じった数字となっている。 ロ
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシアの失業率は8月に過去最低の3.8%に改善した。一方、名目賃金は前月比で下落し、週間インフレ率が上昇するなど、経済指標は強弱入り混じった数字となっている。
ロシア連邦統計局が28日発表した週次の消費者物価指数(CPI)は、26日時点で前週比0.08%上昇した。それまでの11週間は下落しており、上昇は5月以来初めて。
8月の失業率は3.8%で、1992年の統計公表以来の低水準となった。
プーチン大統領の部分動員令を受けて出国者が急増しており、来月の統計にこの影響が出る可能性がある。
8月の小売売上高は8.8%減少した。アナリスト予想は8.5%減だった。
7月の実質賃金は前年比で3.2%下落し、前月と同水準の落ち込みとなった。アナリストは5.2%の下落を予想していた。
名目賃金は6万2200ルーブル(1083ドル)と前年比で上昇。ただ、6月の6万6572ルーブルからは下落した。