概要:[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのシムカス・リトアニア中銀総裁は29日、ブルームバーグTVに対し、10月のECB理事会では最低でも50ベーシスポイント(b
[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのシムカス・リトアニア中銀総裁は29日、ブルームバーグTVに対し、10月のECB理事会では最低でも50ベーシスポイント(bp)の利上げが必要だとし、容認できない高インフレに対応するために理想的には75bpの利上げが望ましいと述べた。
総裁は「私は75を選ぶだろう」とし、「2─3の選択肢が討議される可能性があるが、最低でも50だ」と述べた。
100bpの利上げについては「間違いなく大幅すぎる」と発言。一部の当局者も同様の見解を示している。
ECBが中銀預金金利(現行0.75%)を少なくとも中立水準まで引き上げる方針を示していることについては「中立金利は現段階で2%をやや下回るとみられるが、多くの推計値がある」と述べた。
バランスシートの縮小についても「できる限り早期に」議論を開始すべきだと発言したが、議論が直ちに行動につながるわけでは必ずしもないと述べた。
10月の理事会については、カジミール・スロバキア中銀総裁とホルツマン・オーストリア中銀総裁が75bpの利上げに支持を表明。レーン・フィンランド中銀総裁も75bpの利上げが受け入れ可能な選択肢の一つだと述べている。