概要:米商務省が30日発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月より0.4%増えた。市場予想の0.2%増を上回った。7月は0.2%減っていた。
[ワシントン 30日 ロイター] - 米商務省が30日発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月より0.4%増えた。市場予想の0.2%増を上回った。7月は0.2%減っていた。
米商務省が30日発表した8月の個人消費支出(PCE)は前月より0.4%増えた。市場予想の0.2%増を上回った。7月は0.2%減っていた。
ただ、高インフレ対策のための米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げが需要を鈍化させており、2022年第3・四半期の経済回復を抑制する可能性がある。
支出が増えたのは、一般家庭の光熱費が料金上昇の影響を受けたことも一因。
8月のサービス支出は0.8%増加。7月は0.1%増えていた。ガソリン価格が下がり、旅行や外食に使える資金が増えたのがサービス支出を押し上げた。
8月のモノへの支出は0.5%減。7月は0.7%減っていた。ガソリン価格下落に伴い、ガソリンスタンドでの支出が減った。
8月のPCE価格指数は0.3%上昇。7月は0.1%低下していた。
8月の前年同月比は6.2%上昇し、伸び率は7月の6.4%から縮小した。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は8月に前月比0.6%上昇。7月は横ばいだった。
8月の前年同月比は4.9%上昇し、7月は4.7%上がっていた。
インフレ調整後の個人消費支出は8月に前月比0.1%増。7月は0.1%減だった。
個人所得は8月に0.3%増で、伸び率は7月と同じだった。
賃金は0.3%増。7月は0.8%増だった。8月の貯蓄率は3.5%と、前月と同じだった。