概要:石油輸出国機構(OPEC)加盟国による9月の原油生産量は日量2981万バレルと、8月から21万バレル増加し、2020年4月以来の高水準になったことがロイターの調査で分かった。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国による9月の原油生産量は日量2981万バレルと、8月から21万バレル増加し、2020年4月以来の高水準になったことがロイターの調査で分かった。
[ロンドン 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国による9月の原油生産量は日量2981万バレルと、8月から21万バレル増加し、2020年4月以来の高水準になったことがロイターの調査で分かった。
OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は9月に日量10万バレルの追加増産を行うことで合意。そのうち約6万4000バレルをOPEC加盟10カ国でカバーすることが見込まれていたが、調査によると10カ国の増産幅は13万バレルとなった。
もっとも、10カ国の生産量は9月の目標をなお132万バレル下回っている。8月には140万バレル下回っていた。
サウジアラビアは5万バレル増やし、目標の1100万バレルを達成。生産協定の枠組みから除外されているリビアとナイジェリアはそれぞれ同規模増産させた一方、OPEC第2位の生産国であるイラクはほぼ変わらずだった。アラブ首長国連邦(UAE)とクウェートの増産幅は目標通りだった。